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【謹告】6月第761回東京定期演奏会、第398回横浜定期演奏会、第405回名曲コンサート 出演者及びプログラム決定

2023.09.12

アレクサンドル・ラザレフ[桂冠指揮者兼芸術顧問]の来日について(6月30日)にて発表しました通り、2023年11月25日(土)第392回横浜定期演奏会、11月26日(日)第248回芸劇シリーズ、12月8日(金)・9日(土)第756回東京定期演奏会、及び2024年6月7日(金)・8日(土)第761回東京定期演奏会、6月15日(土)第398回横浜定期演奏会、6月16日(日)第405回名曲コンサートは、出演者及びプログラムを変更して開催いたします。
6月公演の新たな公演内容が決定いたしましたので謹んでお知らせいたします。

11月の変更内容についてはこちら


第761回東京定期演奏会

半世紀ぶりの日本フィル東京定期登場(2022年6月)が大成功となったマエストロ秋山和慶氏。今回はロマン派後期の「マスターワークス」3曲を取り上げます。無調でありながら官能的でもあるという唯一無二の世界を導き出したベルク。民族色を前面に押し出しつつ、現代的な憂鬱と喧噪も入り混じる実は深々とした内容を持つドヴォルジャーク。その間にはR.シュトラウスが生涯愛し続けた楽器、ホルンのために晩年に書き残した第2番のコンチェルトが配置されます。ソリストには日本フィルが誇る若き首席奏者信末碩才が登場。美しい音色と技巧が聴き手を至福の世界へと誘います。

2024年6月7日(金)19:00・8日(土)14:00 サントリーホール

指揮:秋山和慶
ホルン:信末碩才[首席奏者]

ベルク:管弦楽のための3つの小品 op.6
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 AV132
ドヴォルジャーク:交響曲第7番 ニ短調 op.70 B.141

一回券 2023年12月14日(木)一般発売

指揮 秋山和慶

Ⓒ堀田力丸

1941年生まれ。齋藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。その間、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督などを歴任。また、ニューヨーク・フィル、ボストン響、クリーヴランド管、シカゴ響、ケルン放響、ベルリン放響、北ドイツ放響、スイス・ロマンド管など世界の一流オーケストラに客演している。
これまでにサントリー音楽賞、芸術選奨文部大臣賞、大阪芸術賞、毎日芸術賞、川崎市文化賞、京都音楽賞大賞などを受賞。2001年紫綬褒章、2011年旭日小綬章を受章。2014年度文化功労者に選出。
現在、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者、日本センチュリー交響楽団ミュージックアドバイザー、岡山フィルハーモニック管弦楽団ミュージックアドバイザー、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者など多くの任を務めるほか、洗足学園音楽大学芸術監督・特別教授、京都市立芸術大学客員教授を務めている。

ホルン 信末碩才 [首席奏者]

Ⓒ吉田タカユキ

栃木県出身。12歳よりホルンを始める。春日部共栄高等学校を経て、東京藝術大学を卒業。第86回日本音楽コンクールホルン部門入選。第35回日本管打楽器コンクールホルン部門第3位。ホルンを飯笹浩二、日髙剛の各氏に師事。現在、日本フィルハーモニー交響楽団首席ホルン奏者。Horsh、ALEXANDER HORN ENSEMBLE JAPANの各メンバー。ドルチェ・ミュージック・アカデミー東京講師。


第398回横浜定期演奏会/第405回名曲コンサート

エリソ・ヴィルサラーゼはジョージア(グルジア)出身の名ピアニスト。G.ネイガウス、リヒテルの系譜をつぐロシアン・ピアニズムを具現化する大家としての名声だけでなく、長年モスクワ音楽院で教鞭をとるなど、教育者としても世界的に知られた存在です。教え子にはあのベレゾフスキーをはじめ、日本の藤田真央さんや松田華音さんといった一流のアーティストも含まれ、その至高の芸術性に魅せられた人は数知れません。今回は日本フィル桂冠名誉指揮者小林研一郎と共に堂々たるベートーヴェン《皇帝》を演奏いたします。現代を代表する偉大な両巨匠の豪華共演を存分にご堪能ください。
公演後半にはベートーヴェンの心象風景の投影と共に真からの自然賛歌と言えるご存知《田園》交響曲をお届けいたします。

2024年6月15日(土)17:00 横浜みなとみらいホール
2024年6月16日(日)14:00 サントリーホール

指揮:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
ピアノ:エリソ・ヴィルサラーゼ

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 変ホ長調 op.73
ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》 ヘ長調 op.68

横浜定期演奏会1回券 2023年12月14日(木)一般発売
第405回名曲コンサート 2024年3月8日(金)一般発売

指揮 小林研一郎[桂冠名誉指揮者]

 “炎のコバケン” の愛称で親しまれる日本を代表する指揮者。
東京藝術大学作曲科、及び指揮科の両科を卒業。1974 年第1回ブタペスト国際指揮者コンクール第一位、及び特別賞を受賞。2002 年プラハの春音楽祭では東洋人初のオープニング「わが祖国」を指揮して万雷の拍手を浴びた。
 これまでにハンガリー国立フィル、チェコ・フィル、アーネム・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス国立放送フィル、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管、ロンドン・フィル、ハンガリー放送響、N 響、読響、日本フィル、都響等の名立たるオーケストラと共演を重ね、数多くのポジションを歴任。
 ハンガリー政府よりハンガリー国大十字功労勲章(同国で最高位)等、国内では旭日中綬章、文化庁長官表彰、恩賜賞・日本芸術院賞等を受賞。
 作曲家としても数多くの作品を書き、1999 年に日本・オランダ交流400 年記念の委嘱作品、管弦楽曲『パッサカリア』を作曲、ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団によって初演されると、聴衆から熱狂的な喝采を以て迎えられた。同作品はそれ以降も様々な機会に、アシュケナージ指揮N 響、小林研一郎指揮日本フィル等で再演されている。
 2005年、社会貢献を目的としたオーケストラ「コバケンとその仲間たちオーケストラ」を設立、以来全国にて活動を続けている。
 CD、DVD はオクタヴィア・レコードより多数リリース。著書に『指揮者のひとりごと』(日本図書協会選定図書)等がある。
 現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィル・名古屋フィル・群響桂冠指揮者、読売日響特別客演指揮者、九響名誉客演指揮者、東京藝術大学・東京音楽大学・リスト音楽院名誉教授、ローム ミュージック ファンデーション評議員等を務める。
 オフィシャル・ホームページ: http://www.it-japan.co.jp/kobaken/

ピアノ エリソ・ヴィルサラーゼ

ⒸNikolai Puschilin

グルジア(現ジョージア)の首都ティフリス(トビリシ)生まれ。代々グルジアの芸術文化に深いかかわりを持つ家系に生まれ育つ。
ピアノの手ほどきを、祖母のアナスターシャ・ヴィルサラーゼ教授から受けた後、モスクワへ移り、ゲンリフ・ネイガウスおよびヤコフ・ザークに師事。
20歳で、チャイコフスキー・コンクール3位入賞を果たし、24歳の時にシューマン国際コンクールで優勝。モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンなど、18世紀および19世紀後期の作品に対し深い愛着を持ち、とりわけシューマンの作品の最も優れた解釈を行う現代の演奏家のひとりとして、高い評価を得ている。また、現代の作曲家を含む、ロシア音楽の幅広いレパートリーを持ち、旧ソ連の権威ある芸術賞を多数受賞している。
ヨーロッパの主要音楽都市にて定期的にリサイタルを行うほか、ナタリア・グートマンとのデュオ・リサイタルも各地で展開している。室内楽およびサンクトペテルブルグ・フィル、ロイヤル・フィル等のオーケストラとの共演では、北米、日本、ヨーロッパで大規模なツアーを行う他、各地の一流オーケストラと定期的に共演している。
今までにルドルフ・バルシャイ、キリル・コンドラシン、リッカルド・ムーティ、クルト・ザンデルリング、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、エフゲニー・スヴェトラーノフ、ユーリー・テミルカーノフなど、多くの著名指揮者と共演。
優れた教育者としても知られており、モスクワ音楽院およびミュンヘン音楽大学の常任教授を務めるほか、主要な国際音楽コンクールの審査員にしばしば招かれている。
ライヴ・クラシックス・レーベルからは多くの録音をリリースしている。