第6回ヨーロッパ公演

 

 2019年4月、日本フィルは首席指揮者ピエタリ・インキネンとともに初訪問となるフィンランドをはじめドイツ・オーストリア・英国の諸都市を巡る13年ぶりのヨーロッパ公演を行います。

フィンランド人を母に持つ渡邉曉雄によって創立された日本フィルにとってフィンランドは音楽的な「ルーツ」と言えます。2019年は日本・フィンランド外交関係樹立100周年。今回のヨーロッパ公演を通じて、日本フィルが両国の関係を益々実り多きものにする一翼を担えればと思っております。

また日本フィルは、数多くの教育・地域活動や230回を超える被災地での活動を通じて、人々に寄り添い、社会との繋がりを大切にしてきました。この温かい「日本フィル・サウンド」をヨーロッパに届けるとともに、「多くの人に現状を知ってほしい」という被災地から寄せられた声も、各地で紹介していきたいと考えております。

 

記者会見より

インキネン:日本フィルとしてのヨーロッパ公演は今回が6回目となります。前回から13年ぶり です。そしてこれからは「初」がいくつか続きます。私たちが一緒にヨーロッパをツアーするのも初めてですし、日本フィルがフィンランドにいくというのも初めてです。これは非常に面白い経験になると思っています。というのも、演奏する都市のひとつがフィンランドの南東にある小さな街、私の出身地コウヴォラです。これは街にとっても非常にレアなイベントということで、盛り上がるのではないかと、今から想像しております。 もちろんフィンランドではヘルシンキにも訪れます。首都での演奏というのも楽しみにしています。

Read more...

このツアーが実現する2019年は特別な年でもあります。日本とフィンランドの外交関係樹立100周年記念でもあり、また日本フィルの創立指揮者渡邉曉雄さんの生誕100年でもあります。とても祝祭的な1年になると思います。このツアーでは、3人の素晴らしいソリストを迎えることになっております。ピアニストのジョナサン・ビス、ジョン・リル、そして最近非常に注目が集まっておりますチェリストのシェク・カネー=メイソン。彼は最近ではハリー王子とメーガンさんのロイヤルウェディングで演奏したことでも一躍有名になりました。コウヴォラでもエルガーの協奏曲を演奏してもらうことになっています。ヨーロッパ公演のほかのプログラムといたしまして、もちろん日本の曲、武満徹さんの「弦楽 のためのレクエイム」を演奏いたします。そしてラウタヴァーラの最後の遺作。これは近年我々がアジア初演を行った作品です。ラウタヴァーラは私の非常に親しい友人でもありました。彼が亡くなる直前にこの曲を書き上げた。これは本当に幸運なことだと思っています。この作品もヨーロッパ公演でも演奏する予定です。そして二人のピアニストは交互に演奏することになりますが、演奏するのはベートーヴェンのピアノ協奏曲第 3 番になります。フィンランド以外では、ドイツ、オーストリア、イギリスに行きます。詳細、資料見てくださいね(笑)。ツアーが終わりましたら、日本に戻ってきて凱旋コンサートを行います。これはツアーで演奏した曲目を取り上げるつもりでいます。やはりツアーに行くというのは、どんなオーケストラに とっても素晴らしい機会だと思っております。海外の方たちに私たちの進化、今の状態を見ていただく素晴らしいチャンスです。そしてこれは楽団と私の関係をより深めていく意味でもより大きな意味があると思います。このような集中した演奏ツアーを行うことで、一人一人の人間との間にある絆が特別なものになってきます。しかもプライベートで長い時間を一緒に過ごす、これは今後の音楽づくりに大きく貢献していくものではないでしょうか。私は個々の楽団員とより親しくなることで、さらによい結果が生まれると思っています。このツアーを通して、より強いチ ーム作りができると思っております。

 

 

■ツアー日程

 

2019年4月 

2日 ヘルシンキ(フィンランド)Musiikkitalo【プログラムA】

3日 コウヴォラ(フィンランド)Kuusankoskitalo【プログラムA】

5日 ヴィルヘルムスハーフェン(ドイツ)Stadthalle【プログラムB】

6日 ヴォルフスブルク(ドイツ)Theater Wolfsburg【プログラムB】

7日 レーゲンスブルク(ドイツ)Audimax【プログラムC】

8日 ウィーン(オーストリア)Wiener Musikverein【プログラムD】

9日 フュルト(ドイツ)Theater Fürth【プログラムC】

12日  ロンドン(英国)Cadogan Hall【プログラムD】

13日  リーズ(英国)Town Hall【プログラムD】

14日  エディンバラ(英国)Usher Hall【プログラムC*】

 

 

 

 

 

■ツアー日記

こちらで公開予定

 

■公演詳細

指揮:ピエタリ・インキネン[日本フィル首席指揮者]

※現地の公演情報は会場名をクリックしてください。

 

 2019年4月2日 19:00開演 ヘルシンキ(フィンランド)
会場:Musiikkitalo
チェロ:シェク・カネー=メイソン
【プログラムA】
武満徹:弦楽のためのレクイエム
エルガー:チェロ協奏曲
シベリウス:交響曲第2番

 2019年4月3日 19:00開演 コウヴォラ(フィンランド) 
会場:Kuusankoskitalo
チェロ:シェク・カネー=メイソン
【プログラムA】
武満徹:弦楽のためのレクイエム
エルガー:チェロ協奏曲
シベリウス:交響曲第2番

 2019年4月5日 20:00開演 ヴィルヘルムスハーフェン(ドイツ)
会場:Stadthalle
ピアノ:ジョナサン・ビス
【プログラムB】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第4番

 2019年4月6日 20:00開演 ヴォルフスブルク(ドイツ)  
会場:Theater Wolfsburg
ピアノ:ジョナサン・ビス
【プログラムB】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第4番

 2019年4月7日 20:00開演 レーゲンスブルク(ドイツ)
会場:Audimax der Universität Regensburg
ピアノ:ジョナサン・ビス
【プログラムC】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

 2019年4月8日 19:30開演 ウィーン(オーストリア) 
会場:Wiener Musikverein
チェロ:シェク・カネー=メイソン
【プログラムD】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
エルガー:チェロ協奏曲
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

 

 

 2019年4月9日 19:30開演 フュルト(ドイツ)
会場:Stadttheater Fürth
ピアノ:ジョナサン・ビス
【プログラムC】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

 2019年4月12日 19:30開演 ロンドン(英国)
会場:Cadogan Hall
チェロ:シェク・カネー=メイソン
【プログラムD】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
エルガー:チェロ協奏曲
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

 2019年4月13日 19:30開演 リーズ(英国)
会場:Town Hall
チェロ:シェク・カネー=メイソン
【プログラムD】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
エルガー:チェロ協奏曲
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

 2019年4月14日 15:00開演 エディンバラ(英国)
会場:Usher Hall
ピアノ:ジョン・リル*
【プログラムC*】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

 

<公演関連リンク>

HELSINKI SANOMAT
Kuusankoskitalo FB

 

 

 

 

 

 

 

 

■出演者

 

ピエタリ・インキネン[首席指揮者]

世界各地で活躍の場を広げ注目を集めるインキネン。現在、日本フィルハーモニー交響楽団、プラハ交響楽団、ルートヴィヒスブルク城音楽祭の首席指揮者を務める。2017年9月よいザールブリュッケン・カイザースラウテルンドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。

これまでに、ニュージーランド交響楽団音楽監督を8年間務めたほか、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、ロサンゼルス・フィル、イスラエル・フィル、バイエルン放送響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フランス放送フィル等に客演。オペラの分野においても、ベルリン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場をはじめ、各国のオペラ・ハウスに出演。

昨シーズンは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ベルリン放響、ブダペスト祝祭管と初共演。17-18シーズンのハイライトには、ケルン・ギュルツェニヒ管、ハンブルク北ドイツ放響、フィンランド歌劇場の《蝶々夫人》におけるデビュー、BBCフィル、フィンランド放響等との共演が予定されている。

2013年9月オペラ・オーストラリアによるワーグナーの《ニーベルングの指環》(ニール・アームフィールド演出)の初演を指揮。メディアでも絶賛され、翌14年8月のヘルプマン賞において「オペラ・オーストリアの《リング・サイクル》ベスト・ミュージック・ディレクション」に選出された。このプロダクションは、2016年11月から12月にかけて3チクルスが再演され、インキネン指揮による演奏は再度絶大なる評価を受けた。

録音は、ニュージーランド交響楽団『シベリウス:交響曲全曲』、日本フィルハーモニー交響楽団『シベリウス:交響曲全集』(ナクソス)、サイモン・オニール/ニュージーランド交響楽団『父と子~ワーグナー:アリア集』(EMI)などがある。

フィンランド出身。シベリウス音楽院でヨルマ・パヌラ、レイフ・セーゲルスタムらに、また、ヴァイオリンをザハール・ブロンに師事。

 

日本フィルハーモニー交響楽団 公式プロフィールはこちら

 

 

 

 

 

ピアノ:ジョン・リル

 

ピアノ:ジョナサン・ビス

 

 

 

チェロ:シェク・カネー=メイソン

 

 

 

 

■ご支援のお願い(寄付)

「第6回ヨーロッパ公演2019」の成功と「社会的・教育的活動の充実」へのご支援をお願いいたします。

オンライン寄付はこちらから

クレジットカードでの決済が可能です。
現金でのご支援のお申し出はお電話にてお問い合わせください。


〇「第6回ヨーロッパ公演」「社会的・教育的活動の充実」へのご寄付に対し、以下のとおり特典をご用意しております。
ご寄付額 3万円以上 ライブCD(非売品)
ご寄付額 5万円以上 ライブCD&ヨーロッパ公演特別DVD(非売品 オフショット)
ご寄付額 10万円以上 ライブCD&ヨーロッパ公演特別DVD&関連プログラム公演いずれかペア招待券
ご寄付額 30万円以上 上記特典に加え、インキネンと交流できる特別な懇談会にご参加いただけます。
*CD,DVDの収録内容につきましては、当団にお任せいただきます。
*ペア招待券につきましては、ご希望日を伺いますが席は当団にお任せいただきます。


 

 

■フィンランド公演応援ツアー

北欧旅行フィンツアーのページはこちら

 


 

 

■ヨーロッパ公演関連プログラム

第 709 回東京定期演奏会
2019 年 4 月 19 日、20 日 サントリーホール
指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
ピアノ:ジョン・リル
武満徹:弦楽のためのレクイエム
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
シベリウス:交響曲第2番

第 346 回横浜定期演奏会
2019 年 4 月 27 日 神奈川県民ホール
指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
ギター:村治佳織*
ラウタヴァーラ:In the beginning
武満徹:夢の縁へ*
チャイコフスキー:交響曲第4番

 

■助成/後援