演奏会情報
コンサートカレンダー  
コンサートシリーズ [〜2014年7月]
2013年5月
6月
7月
8月
9月
10月
 
東京定期演奏会 横浜定期演奏会
杉並公会堂シリーズ 名曲コンサート
コバケン・ワールド 夏休みコンサート
第9交響曲特別演奏会 さいたま定期演奏会[共催]
その他の主催演奏会 日本フィル主催以外の演奏会
託児対応あり マークの公演には、託児(事前申込制、有料)をご用意しております。詳しくはこちら
 年月  出演者(50音順)  検索キーワード
 略語表記一覧 ※作曲家名や曲目など(複数可、キーワード間全角スペース)

■ 日本フィル第353回名曲コンサート
託児対応あり
2013年 1月 13日 (日) 午後2時30分開演
サントリーホール
インターネットでお席が選べる「日本フィルeチケット♪」(24時間)

将来が楽しみな2人のニュースターの共演です! 
指揮者・川瀬賢太郎は1984年生まれ。楽曲への的確なアプローチはすでに高い定評があります。日本フィル夏休みコンサートで見せる茶目っ気もキュート。若き≪英雄≫の、頼もしい勇姿を目撃してください。
ヴァイオリニスト・尾池亜美は1988年生まれ。2009年日本音楽コンクール第1位でも証明された、自由で伸びやかな音楽性は、“優等生”の枠にはまらない魅力に満ちています。
若き才能の発掘に実績と定評のある日本フィルが自信を持って贈る、グローバルな可能性に満ちた2人の“今”を体感してください。
川瀬賢太郎
川瀬賢太郎
出演 指揮:川瀬賢太郎
ヴァイオリン:尾池亜美
プログラム シューマン:オペラ《ゲノフェーファ》序曲
ベートーヴェン:ロマンス第2番
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
料金 S席\6,500 A席\5,500 B席\4,500
C席\3,500 P席\3,000 Ys席(25歳以下)\1,500*
Gs席(65歳以上)\3,000*

*Ys席はS席以外から選べます。
*車いすおよび障害者手帳をお持ちの方は、座種を問わずYs席と同料金です。
発売日 2012年9月13日(木)
日本フィル・サービスセンター
TEL:03-5378-5911(平日10時〜17時)
FAX:03-5378-6161(24時間受付)
Eメール:order-ticket@japanphil.or.jp
<主催>(財)日本フィルハーモニー交響楽団
<協賛>協和発酵キリン株式会社
尾池亜美
尾池亜美
指揮者 川瀬賢太郎インタビュー 28歳の若き英雄 「『今』を聴いて下さい」


〜指揮者になったきっかけを教えて下さい。
20121127145325
音楽が好きでした。ピアノを弾いていて、シンプルに自己表現できたからです。でも指揮者デビューした今となっては自己表現というのもおかしい気がします。やっぱり作曲家が書いたものを僕は表現するわけなので。
幼稚園の頃から指揮者になりたいと思っていました。高校も指揮科はないから、クラリネットを吹いて、大学受験で指揮科がある学校をめざしました。
高校2年生のときに、妹のピアノの先生のつてで指揮の先生をたどり、一回みてもらえることになりました。とてもきついことを言われて、高校生ながらにとてもショックだったことを覚えています。そのときにまた音楽に立ち直らせてくれたことが二つ。LDでPMFのバーンスタインのドキュメンタリーを観たら、その中でバーンスタインが「『わたしはこれで演奏家になれるでしょうか?』などという疑問を抱いた時点で演奏家にはなれない」と語っていました。そのときに、僕は音楽好きだしな、と思いました。もう一つ、インバルのマーラーの1番と、5番を聴いて絶対指揮者になりたいと思いました。大学の講習会で出会った先生の弟子になり、東京音楽大学に入学しました。広上先生について、コンクール受けて、デビュー。最初に来た仕事がPMFのアシスタントで、定期デビューがマーラーの5番だったんですよ。群馬交響楽団で。

〜大学時代は指揮三昧だったんですね。

そうでした。壮絶でした。大学図書館に入り浸り。今でも大学図書館に行きます。絶版になっている本とか楽譜とかありますから。
例えばこの演奏会ではベートーヴェンについて知りたいとか、曲についていろんな説を調べたくて図書館に行きます。

〜今回の定期のプログラムについて。ゲノフェーファを入れた理由を教えて下さい。

この曲の序曲が好きなんです。とてもかっこいい曲で、シューマンの愛らしいところとシリアスなところがちょうどいい感じで7、8分の間に詰め込まれている。マンフレッドの序曲よりずっと聴きやすいと僕は思います。いろんなオーケストラで演奏して知って頂きたい曲です。ベートーヴェン、サラサーテ、と漠然としている流れの中にゲノフェーファを入れるとプログラミングとして引き締まりますし。

〜ヴァイオリンの尾池亜美さんとは初共演ですか?

まだお会いしたことないと思うんです。僕は<ロマンス第2番>は初めて振ります。サン=サーンスの<序奏とロンド・カプリチオーソ>は名フィルでこの前演奏して大好きな曲です。おしゃれですし。ツィゴイネルワイゼンは、とにかく指揮者泣かせの曲。ソリストによって全然弾き方が違って、アッチェルランドもリタルダンドも全部出てきて、本当に名曲だけれど合わせるのが難しい曲。去年名フィルで竹澤恭子さんと演奏させて頂きました。
〜ヴァイオリン合わせも大変だけれど、オケ合わせが大変?
そう、だから今回はメインのベートーヴェンの3番の前も大変!(笑)
で、ベートーヴェンの交響曲第3番≪英雄≫。これも初めて振るんです。ベートーヴェンのシンフォニーの中で、プロオケで1、3、8番は振ったことがない。3番が初めてなのは意外に思われるかもしれないんですけれど。僕にとっては大きすぎる曲です。難しいんです。何でだろう…自分から、ベートーヴェンの3番やりたい!と言うにはまだ早かったんです。「出来るかな…」と思っている。これは日本フィルからのオファーでした。こういう機会だし、やらせて頂きたいと思いました。勝負ですね。
20121127151023
ベートーヴェンは勉強するのにとても時間がかかるんです。読めば読み込むほど解らなくなる作曲家でもあります。そういう意味ではまだ本番どういう路線で行こうと、固まり切れていない。ナポレオンのために、僕のクリスマスもお正月も捧げます(笑)。その過程は楽しい。最初の2発とっても、バン、バンってなんで2発なんだろうなあ?とか。同じ強さでいいかな?とか。2回めが強い方が効果的かな?とか。でもEs durだから素直に響かせたいし…、とかいろんなこと考えるんです。実際リハーサルでオーケストラの前に立ったらまた変わってくるかもしれない。自分の求める音を追求するときもあるし、自分が求める以上の音が出て来たときには何も言うことない!とか。それがリハーサルです。
なるべくボキャブラリーを増やしていく勉強をしたいです。特に、最近はエディションに拘る方も多いですけれど(ベートーヴェンだったらベーレンライター版、など)。僕はエディションへのこだわりはありません。曲全体の印象が僕の中でしっかりしているべきで、エディションによって曲の本質が変わる訳ではないんです。指揮者とプレイヤーが追求することはトッピングの部分ではない。(女性がアクセサリーに拘ってもその人の本質の魅力は変わらないでしょう?)。今はただ大きな流れをどうしようかと悩んでいるところです。最終的にはトッピングの部分も見ますけれどね。「やっぱり味が全てだよ」って言っていてもくしゃっとなっているケーキよりきれいに盛りつけられたほうがいいから。


〜運命の1楽章を夏休みコンサートで振られたときに、「ベートーヴェンは他の作曲家と違うんです」と何度も仰っていました。川瀬さんの感じるベートーヴェンの難しさはどんなところですか。

ベートーヴェンの難しさには本当に色々な意味があります。
まず僕が今回初めて≪英雄≫を日本フィルで振らせて頂くにあたっては、僕よりオーケストラの皆さんのほうがよく作品を知っている、という怖さもあります。
そして、ベートーヴェンはどのシンフォニーも、曲が持っているエネルギーがシンプルな中にものすごく詰まっていて、それに負けないよう生半可な気持ちでは臨めないところも難しい。
あとは、ベートーヴェンはシンフォニー3番が終わって耳が聞こえなくなったんですよね。僕が耳、聴こえなくなったら指揮者辞めると思います。だけどベートーヴェンはやめなかった。精神力の強さが曲に現れていて、それだけの精神力が、僕にあるかどうか。でもその曲をやるからにはあえてその強い精神力を探らなくてはいけない。
そして、こういう言い方が良いか解らないのですが「曲が助けてくれない」ですからね。ベートーヴェンのシンフォニーって嘘がつけなくて、シンプルなので曲が助けてくれないのが難しいんです。指揮者がどれだけボキャブラリーや通った筋を持っているかとかが問われます。
オーケストラの方が演奏しなれて完成しているから、これぐらいでいいか、というところに陥りやすい。そこを妥協せず攻められるかにかかっていると思うんです。兼ね合いも難しい。それはベートーヴェンだからなんです。ベートーヴェンは拘りを追求できるポイントが限られていて、難しい。慣れていたら、いけないと思うんです。Es durを単純に2発鳴らして始まればいいんではないんです。5番、3番、7番、9番などオーケストラがとてもやり慣れている曲は難しいです。特に2、5番は助けてくれません。特に2楽章がただ遅く感じるか、良い曲だと感じるかでばれてしまう。

〜3番の≪英雄≫はベートーヴェンのシンフォニーの中でも重要な位置を占めると思うのですが、川瀬さんが28歳という今、≪英雄≫を「攻める」取り組み方をぜひお聞かせ下さい。

デビュー当時は「若いな」といわれることをネガティブに捉えていました。でも最近は若いな、と言われても「ええ、若いです!」と言えるようになったというか。20代のベートーヴェン、お聴かせできたらいいなと。とにかく20代の中で難しいなと悩みつつ精一杯ベートーヴェン3番を振るつもりなので、お客様にはそこを楽しみして頂けたら嬉しいです。これで30、40代で28歳と同じベートーヴェンやってたら僕、おしまいですから!

〜「今」を、聴きたいですね。

そう。「今を量る」ためにも、ベートーヴェンは、一番、重要。

〜尾池さんもコンクールで優勝されてキャリアを積んでいらっしゃるし、川瀬さんもそうですが、コンクールを受ける音楽家を目指す、というさらに若い世代に何か今の立場で行ってあげたいことはありますか。

受けるからには上位をという気持ちは持つべきだと思いますけれど、コンクール受ける過程で自分をのばしてくれるものが必要だと思うんです。たくさんやらなくちゃいけない課題があって、大変なんですけれど、それに取り組んで行動することが結果より大事だと思います。課題をクリアしていくということが大事。社会に出たら「こんなもんでいいや」では仕事ができない。ストイックでないと。コンクールって、自分を知ってもらうためにはベストな方法だと思いますが、2度同じオーケストラに呼んでもらえるかは、コンクールではなくて己の力です。コンクールとはうまくつきあっていってもらいたいなあと。

〜コンクールに過熱な傾向がありますが、ストイックになることが折れない心をつくるのかもしれませんね。

負けて悔しいと思うことが成長させたりもしますしね。僕は運良くこうなるきっかけを頂きましたけれど、貪欲にやり続けるということですね。この場に生かしてもらっているからには、後輩たちには、僕が少しずつでも走っているということが、励みになれば。広上先生にも、悩んでいるヒマがあったら走れと、言われています。
〜指揮者とオーケストラの関係について。

僕は音楽がどうこうより、人と接するのが好きなんです。人とコミュニケーションすることが今は幸せです。今僕が、名フィルの前で、ラザレフさんが日本フィルにしたように「オーケストラと指揮者は夫婦のようなもので」と語ったところで、何言ってるの?と言われて終わりでしょうし(笑)。指揮台に立ったからには、年齢に関係なくひとより少し多めにリーダーシップを取らなくてはならない。それはあそこに昇っている人の資格だし。だけれど、オーケストラに育ててもらっているという姿勢、音楽のことだけではなく、生き方も含めて、育ててもらっています。オーケストラって社会の縮図ですから。最初支持率があっても政権交替したりと色々な考えを持っている人がいる中で、ぶれない人間でいたい。その時も、音楽がよくなることだけを考えていたい。本当に難しいですけれどね。だから面白いと思います。

〜どんな指揮者になりたいですか。
20121127153709
毎回答えるのが、細く長く指揮者でいたい、ということなんですけれど。特に目標はないです。これだけ情報が多い時代で、色々な曲がインターネットで聴けてしまい、色々なスタイルの演奏が生まれる中で、どれだけ自分を見失わないかが自分のなかで大事にしていることです。多くを知るということは大切ですけれど。どれだけ「自分」としてその曲に臨めるか。「有名な誰かがやっていたから」ではなく、シンプルなスタンスで勉強して、生き残れたらいいなと思います。

指揮者川瀬賢太郎さんよりメッセージ

you tube JapanphilMovie
ヴァイオリニスト 尾池亜美メールインタビュー



〜ヴァイオリンを始められたきっかけを教えて下さい。


3歳のとき、幼稚園の年少さんに入園する代わりに、なぜかヴァイオリンを始めました。ピアノかヴァイオリンのどちらが良いか聞かれたのを幼心に覚えています。それからずっと辞めずに、はや21年です(笑)


〜今回日本フィルは<ロマンス第2番><序奏とロンド・カプリツィオーソ><ツィゴイネルワイゼン>の3曲で共演させていただきます。それぞれの曲への思い入れを教えて下さい。


ベートーヴェンのロマンス第2番は、彼のヴァイオリン協奏曲にも通じる清らかさがあり、春の訪れのようなメロディの間に、激しい熱をもったシーンが挟まれています。スパイシーチキンサンドです(笑)今回演奏する3曲それぞれの作曲家で、一番ロマンチストなのがベートーヴェンかな、と思います。曲の中でそこまで感情をあらわにする作曲家は当時あまり居なかったので、『ベートーヴェンの曲は青少年には官能的すぎる』と言われたほどです。私にとっては、最初の初々しいメロディにも、中間部にも、素直に共感する事の出来る1曲です。


通称ロンカプと日本で親しまれている序奏とロンド・カプリチオーソは、世界中でも人気です。もちろん、『ロンカプ』と言っても通じ・・・ないですけど(笑)フランス語で『アンニュイ』という言葉がありますが、この序奏はまさにそんな感じです。でも、実際アンニュイに弾くのは、ものすごく難しいです。本題のロンド・カプリツィオーソは、Capriccio=戯れ、気まぐれですから、おおいにオーケストラの皆さんと戯れたいと思います(笑)


ツィゴイネルワイゼン、実は弾くのは初めてなんです。日本フィルさんとの共演が初披露なんて、本当に嬉しいです。けどやっぱり初めてなので、ビビってます(笑)この曲も実は超絶技巧の中にドラマのある表現豊かな曲です。聞いてくださる皆さんにも、3曲を通じて色々な思い出を引っ張りだして、楽しんで頂きたいなと思います。


〜川瀬賢太郎さんが、<ツィゴイネルワイゼン>はソリストによって全く違うので、あわせるのが難しい!と仰っていました。尾池さんはツィゴイネルワイゼンをどなたかと共演されるにあたって、苦労されることや、楽しい!と思われるところなど、ありますか?オーケストラと共演するツィゴイネルワイゼンはピアニストとあわせるのとどう違うでしょうか。


もちろん、ソリストによってどこでゆっくり弾くか、どこで飛ばすかなど、味付けは千差万別です。ラーメン屋さんと一緒(笑)でも、たとえば即興演奏が基本であるジャズの演奏家って、奏者同士がずれてることってあり得ないですよね。やっぱり、ソリストにも許される即興と、そうでないものがあるし、オーケストラと通じ合えるか、そしていかに上手く翻弄出来るか(爆)どうかも、実力の出しどころでもあります。今回、初めて弾くのですが、実は伴奏パートはヴァイオリンで演奏した事が何度かあるので、ソロパートを弾くのがますます楽しみです。


〜尾池さんといえば、型にはまらないスケールの大きな、サービス精神たっぷりのパフォーマンスも印象的です。将来どんなヴァイオリニストになりたいとお考えですか。(日本フィルはいつも尾池さんのファッションセンスにもすてきだなあと感じ入っております)


その時その時に『どれだけお客さんに楽しんでもらえるか』『クラシックをいま、自分が演奏するならどうあるべきか』ということは常に考えています。将来は一人のヴァイオリニストとして、自分の個性を捨てずに、一音聞いただけで『あ、尾池の音だ』と分かるような演奏家になりたいです。


ファッションについては、古着か、昔のスタイルにそったデザインの服が多いです。なぜかその方が顔に合うんです。実はオールドファッション?(笑)


〜留学生活のことを教えて下さい。またクリスマスの今は街はどんな感じになるのでしょう。


留学生活は、ある時はずっと引きこもりで練習していたり、またある時は色んな場所を旅して沢山のものに触れています。この間はベルリンでバレンボイムの70歳のお誕生日の演奏会を聞きました。ものすごかった。


クリスマスは、どの国でもクリスマスマーケットで賑わいます。小屋みたいな屋台が立ち並び、ヨーロッパの厳しい寒さの中でも、みんな外で飲んでます(笑)ビールか温かいワイン、またそれぞれの国の食べ物が出されます。私としては、おでん屋とかあったら最高なんですけど・・・


〜これからのご出演予定を教えて下さい。


今年は、自分の演奏を磨き上げることが最大の目標です。今年もヨーロッパで修行を積みながら、日本で演奏をしに何度か帰って来ます。また日本に帰ってからも、挑戦する事を忘れずに演奏活動をして行きたいと思っています。2013年1月は今回のコンサートのあとに講演やライヴがあります。演奏スケジュールはホームページでも更新していますので、ぜひご覧ください。



尾池亜美さんのホームページ
ヴァイオリニスト 尾池亜美さんメッセージ

サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
〜本公演のチケットのお申し込み、お問い合わせはこちらまで〜
日本フィルeチケット♪で公演のご予約!!
詳しくはこちら ご不明な点は日本フィル・サービスセンターにお電話にてお問い合わせください。
〔TEL:03-5378-5911 平日10時〜17時 E-mail order-ticket@japanphil.or.jp